サッカー・フットサルゴールキーパー教室始まります

  • スタッフ
  • 2018.09.06

今回のスタッフブログは、中央体育館の石本です。
今回は、この秋からいよいよ開講されるサッカー・フットサルゴールキーパー教室についていろいろと想いを伝えられたらと思います。

10年ほど前、愛媛FCしまなみというセカンドチームやFC今治の選手兼コーチをしていたときの話ですが、GKコーチが不在の時は、GKに向かってシュートを打っていました。ただ日々のルーティンを繰り返していただけで、それはそれで、トレーニングにはなったのですが、指導というより確認のトレーニングでしたね。

合わせて、中学生以上の女子チームを指導する機会がありました。そこで指導するGKは初心者だったり、フィールドプレーヤだったりで、ゴールーキーパーはこんなものかなという感覚で指導しておりました。

おそらく、同じような指導者の方もいるのではないでしょうか。GKを指導したいけど、どのように指導したらいいかわからない。指導方法がなんとなくわかるけど、何が良くて、何が悪いか分析ができない等。

やっているうちにもっと選手のためになる指導をできなければと思うようになり、日本サッカー協会のゴールキーパーC級という資格を2014年に受講することができました。
当時は順番待ちという状況で中々受講することは難しかったのですが、なんとか受講することができました。
C級では主にテクニック中心に基本姿勢、キャッチング、ステッピング、ローリングダウン、フロントダイビング、ディストリビューションを学びました。

そして、2017年にゴールキーパーB級を受講することができました。
ゴールキーパーB級を受講するためにはフィールドのB級コーチの取得が条件となっております。B級コーチの講習の時は、あのゴン中山さんと同期でした。ゴンさんはテレビのままのテンションで、とてもおもしろく、とても素晴らしい方でした。

GKB級ではさらに難易度の高いテクニックや、フィールドとの関わりを学びました。

さらに、2018年にはゴールキーパーA級を受講することができ、DFとGKの指導することが求められ、さらに試合に近い状況を学ぶことができました。

日本はGKが課題だと言われております。
日本にGKA級を取得されいる指導者は現在150人前後とのこと。これは非常に少ない数字ですね。

小さな島国で人口35万人というアイスランドという国があります。
サッカーFIFAランキング2012年では131位だったのに対して、先日行われたW杯時には22位というランキングでした。W杯時の日本はというと61位です。
この国が何を行ったかというと、2002-2003シーズンに全ての指導者をB級ライセンス以上を義務付けにしたことが上げられます。
現在7割の指導者がB級、3割がA級という指導環境が整っており、幼いころからライセンス保持者から指導を受けることができるようになっているようです。
アイスランドが小人口ながら、世界のトップレベルにいるということは指導者改革にあったものだと思われます。フィールドの指導者のライセンスの話ですが、GKにも同じことが言えると思います。

日本でもトレセン認定制度というものが始まり2020年までにトレセンを指導するものはB級以上ということになってきており、世界の変化に対応してきております。

J1のゴールキーパーのうち9人が外国人でうち、6人は韓国人とのこと。
それが日本のレベルの現状ですね。
韓国のKリーグでは、GKは外国人枠がなく、GKが育つ環境があるとのこと。さらには日本の方が年俸がいいようなので、日本を選ぶということもあり、日本ではGK育成が課題となっております。

いろいろな想いを込めて、地域のGKが育つように教室を始めていければと思います。

合わせて、2018年春にフットサルGKの指導者講習会も受講することができました。こちらはアジアサッカー協会主催のものでした。
FリーグのGKコーチや日本のフットサル指導者と共に学ぶことができ、さらにGK指導の必要性を感じました。

フットサルはプレーヤーの数が5対5で、ピッチコートも20m×40mとサッカーと比べて狭く、ゴール前の攻防も多いので、必然的にGKの役割は大きなものとなります。

基本的なところは、サッカーとフットサルは同じようなところがありますが、フットサルはオフサイドがなかったり、ゴールが小さかったりするので、ブロッキングなどのテクニックも多く必要となってきます。
そのあたりもトレーニング指導できればと思います。

有名な指導者の言葉
タレントが育つのを待っていたら、永久に待ち続けなくてはならないかもしれない。
指導者しか選手を変えることができない。

イタリアGKブッフォンの言葉
「フットボールは実に単純だ。オレがシュートをすべて止めればチームが負けることはない。」

とてもかっこいいですね。
そんなゴールキーパーが日本からも数多く出てくることを期待します。

最後になりましたが、教室の案内を付け加えておきます。

【体験会】
9月10日(月)17:10-18:00 ゴールキーパー教室体験会
体験受付 9月6日(木)9:00~直接かFAXで氏名、学年、性別、連絡先を中央体育館まで
ところ 中央体育館
対象 小学生5,6年生の男女
定員 各学年6名程度
持参物 ゴールキーパーグローブ、水分、動ける服装、体育館シューズ、
膝・肘サポーター(あれば)
【教室】
10月から平成31年3月までの月曜日17:10~18:00
ところ 中央体育館
対象 小学生5,6年生の男女
定員 各学年6名程度
持参物 ゴールキーパーグローブ、水分、動ける服装、体育館シューズ、
膝・肘サポーター(あれば)
受講料 4000円(2か月)
申込 無料体験後に受付
お問合せ TEL0898-24-2351 FAX0898-24-165